地上デジタル放送の全国化やサッカーワールドカップでの需要増で、薄型テレビ市場は売り上げを大きく伸ばしている。なかでも、躍進著しいのが、大型の液晶テレビ。特にワールドカップ商戦では、30V型以上のテレビが前年同月比の約2倍となる約24万台まで国内出荷を伸ばした(JEITA)。
テレビの中でも大型サイズがとくに伸びているのは、大型ほど価格の下落が激しく、消費者のお手頃感をくすぐるからだ。サイズ別では37V型の人気が高いが、大手メーカーの商品でも30万円を切っている。
だが、そんな液晶の価格破壊をあざ笑うかのような価格設定で勝負するメーカーが現れた。それが今回紹介する「バイ・デザイン」の「LF-3701DFK」だ。あまり聞き慣れないメーカーだが、「バイ・デザイン」は、元デルコンピュータ日本法人(現デル株式会社)社長の飯塚克美氏が設立した、薄型テレビ専売の新興メーカー。自社工場を持たず、宣伝費を徹底的に抑える戦略で、リーズナブルな液晶テレビを次々と発表し、欧米市場を中心に着実に売り上げを伸ばしている日本のメーカーなのだ。
今回視聴した「LF-3701DFK」は、地上デジタルチューナーを内蔵し、37V型のフルスペックハイビジョンパネルを搭載。それでも、価格は19万9800円だ。
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