Lenovoは、Advanced Micro Devices(AMD)のチップの利用を拡大し、AMDベースのデスクトップコンピュータの2つめの製品ラインの販売を開始する。
Lenovo関係者が米国時間8月7日明らかにしたところによると、新しいA60シリーズは、AMDプロセッサを搭載したThinkCentreブランドの最初のデスクトップパソコンで、全世界に向けて発売される。このブランドのコンピュータは、中規模および大規模ビジネスをターゲットとしており、8日に「ThinkCentre A60」が発表される予定である。
この動きは2006年2月の「Lenovo 3000 J105」の発売に続くものである。3000シリーズは、米国で初めて販売されたAMDベースのLenovoデスクトップPCで、より経済的な製品ラインであり、小規模ビジネスおよび個人ユーザーを対象とする。
LenovoがAMDのチップの利用を拡大したことは、またしてもAMDがライバルであるIntelとの激しい競争において一歩リードしたことを表している。
Lenovoは世界第3位のPC販売メーカーだが、その主な市場は中国とその周辺に限られている。同社が出荷するコンピュータの大多数は、IBMから買収したThinkPadというブランド名のIntelベースのノート型パソコンである。同社の関係者によると、中国ではすでにAMDベースのパソコンをかなり前から販売しているという。
ThinkCentre A60は8月後半からLenovoおよびその代理店で販売が開始される。ThinkCentre A60の価格は、AMDの「Sempron」プロセッサ搭載の機種で379ドルから、「Athlon 64」プロセッサの機種で519ドルからとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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