レノボ、AMDチップ採用「ThinkCentre A60」を発表へ

文:Joris Evers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年08月08日 16時58分

 Lenovoは、Advanced Micro Devices(AMD)のチップの利用を拡大し、AMDベースのデスクトップコンピュータの2つめの製品ラインの販売を開始する。

 Lenovo関係者が米国時間8月7日明らかにしたところによると、新しいA60シリーズは、AMDプロセッサを搭載したThinkCentreブランドの最初のデスクトップパソコンで、全世界に向けて発売される。このブランドのコンピュータは、中規模および大規模ビジネスをターゲットとしており、8日に「ThinkCentre A60」が発表される予定である。

 この動きは2006年2月の「Lenovo 3000 J105」の発売に続くものである。3000シリーズは、米国で初めて販売されたAMDベースのLenovoデスクトップPCで、より経済的な製品ラインであり、小規模ビジネスおよび個人ユーザーを対象とする。

 LenovoがAMDのチップの利用を拡大したことは、またしてもAMDがライバルであるIntelとの激しい競争において一歩リードしたことを表している。

 Lenovoは世界第3位のPC販売メーカーだが、その主な市場は中国とその周辺に限られている。同社が出荷するコンピュータの大多数は、IBMから買収したThinkPadというブランド名のIntelベースのノート型パソコンである。同社の関係者によると、中国ではすでにAMDベースのパソコンをかなり前から販売しているという。

 ThinkCentre A60は8月後半からLenovoおよびその代理店で販売が開始される。ThinkCentre A60の価格は、AMDの「Sempron」プロセッサ搭載の機種で379ドルから、「Athlon 64」プロセッサの機種で519ドルからとなる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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