ロサンゼルス発--Microsoftは米国時間8月7日、同社ゲーム機「Xbox 360」用にHD DVD規格対応の外付けドライブを公開した。
Microsoftでシニアプログラムマネージャーを務めるKevin Collins氏は、当地で開催中のDVD Forumで同HD DVD対応ドライブをデモし、来るホリデーシーズンには出荷されるだろうと述べた。
同ドライブは、ハードカバーの本と同じ大きさを持つ。Collins氏によるデモでは、映画「オペラ座の怪人」の再生中にメニューバーを使うことで、同ドライブが持つナビゲーションおよびインタラクティブ機能の一部が示された。これらの機能は、映像の再生中でも画面上に呼び出すことが可能だ。Collins氏によると、同ドライブは、他のHD DVDプレーヤーに比べて低価格であるという。ただし、価格については明らかにされなかった。
Collins氏は、「Xboxで音声および映像処理すべてが可能になる」と述べ、Xboxユーザーの多くが高解像度モニタを既に所有しているという調査結果を強調した。Xbox用ドライブを必要な機器をともに使うことで、HD DVD規格に対応した映像を鑑賞できるようになる、と同氏は述べた。
「消費者に選択肢を与えると同時に、費用の節約にもなる」(Collins氏)
Microsoftは次世代DVD規格としてHD DVDを支持している。HD DVDおよび競合する規格のBlu-ray Discは、家電メーカーやハリウッドの映画会社が参加するそれぞれの団体によって支援されている。
両陣営にとってゲーム機は重要な市場であると専門家の一部は見ている。
ソニーの「PLAYSTATION 3(PS3)」は、Blu-ray Discドライブを搭載して11月に登場すると予測されている。Microsoftの戦略と対照的に、PS3のドライブは内蔵される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス