東芝は8月7日、AV機能重視のノートPC「Qosmioシリーズ」で地上デジタルTVチューナー搭載モデルを拡充するとともに、ノートPC「dynabook」シリーズおよびモバイルノートPC「dynabook SS」シリーズを刷新、5機種13モデルを8月10日より順次発売すると発表した。
「Qosmio F30」シリーズとして発売されるのは、「F30/795LS」「F30/795LSBL(黒)」「F30/790LS」「F30/770LS」の4モデル。いずれもWXGA表示が可能な15.4型ワイドの「Clear SuperView液晶、160GBの大容量HDD、大口径harman/kardonバスレフ型ステレオスピーカーなどを搭載している。
F30/790LSは、CPUにIntel Core Duo T2300(1.66GHz)を搭載するほか、従来ハードウェアで行っていたハイビジョンコンテンツのデコードや画質調整などの処理をソフトウェアによって実現したモデルだ。地上デジタル放送視聴時のシステム負荷を軽減し映像を美しく表現すると同時に、PC上で作業しながら地上デジタル放送を視聴できる「ながら見モード」、話題の言葉を簡単に検索できる「ホットワードリンク」といった便利機能も追加されている。
F30/795LSは、Intel Core Duo T2300(1.66GHz)や1Gバイトのメモリ、NVIDIA GeForce Go 7300のグラフィックアクセラレータを搭載した最上位モデルだ。F30/790LSと同様の便利機能に加えて、およそハガキ2枚分の大きさで厚さ11mm、重さ270gの「地上デジタル放送受信専用 室内用アンテナ」を同梱。これにより、強電界地域であれば屋外アンテナの配線がない室内でも、地上デジタル放送を視聴することが可能となっている。また、ブラックモデル(F30/795LSBL)がラインアップされているのも特徴だ。
F30/770LSは、高画質化機能「QosmioEngine」を搭載した地上アナログ放送対応モデル。CPUにはIntel Celeron M 410(1.46GHz)を採用し、AV性能とコストパフォーマンスを両立している。
「dynabook TX」シリーズとして発売されるのは「TX/980LS」「TX/960LS」「TX/950LS」の3モデル。15.4型ワイド液晶やharman/kardonステレオスピーカー、ブリッジメディアスロット、無線LANをなどを搭載している。そのほか、ワンタッチボタンとしても使える「光るタッチパッド」の標準装備、ワイド画面に適した「横スクロール機能付光学式マウス」の同梱もポイントといえる。
「dynabook CX」シリーズは、14.1型ワイド液晶を搭載した軽量コンパクトなノートPCで、「CX/975LS」「CX/955LS」「CX/935LS」の3モデルをラインアップ。CX/975LSおよびCX/955LSは、100GBのHDDやharman/kardonステレオスピーカー、ブリッジメディアスロットを搭載するほか、さらに音楽再生機能付きの「ぱらちゃんUSBメモリ(512MB)」も同梱されている。
「dynabook AX」シリーズについては「AX/940LS」のみのラインアップとなる。こちらは15.4型ワイド液晶やIntel Celeron M 380(1.60GHz)を搭載した基本性能のバリュースタンダードノートPCで、USB2.0×4やS-Video出力×1に加えて、Express Cardスロットやブリッジメディアスロット、i.LINKも搭載されている。また、ワイド画面に適した「横スクロール機能付光学式マウス」も標準で同梱する。
12.1型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC「dynabook SS MX」シリーズとしては「MX/495LS」「MX/470LS」の2モデルを用意。軽量かつコンパクトな本体に「東芝HDDプロテクション」「指紋センサ」「ショックプロテクター」「ウォーターブロック構造」「プロテクトラバー」といった機能を搭載している。MX/495LSにはIntel Core Duo T2300(1.66GHz)を採用、高いパフォーマンスに加えて約5.2時間のバッテリ駆動を実現している。
価格はすべてオープン価格。発売時期についてはAX/940LSが8月10日で、その他の機種は8月25日を予定している。
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