Healy氏は、Microsoftの前受け収益(商品に対して受け取り済みだが未計上の金額)の残高が109億ドルに増加したことにも当然ながら言及し、「これは次期バージョンのWindowsとOfficeに対する顧客の期待を良く表している」と述べた。もちろん、これらの製品の登場時期については明確な回答がなかった。Microsoftは、Windows Vistaを1月に投入する予定であることを明言しているが、多くのアナリストはそのタイミングでの同OSの発売に懐疑的だ。一方、Office 2007の開発作業は10月までに完了する予定だったが、こちらは年末に予定がずれ込み、1月発売の見通しも疑問視されている。
Microsoftでは、今四半期の売上高を106億〜108億ドル、1株あたり利益を30〜32セントの間と予想している。一方、アナリストの方は109億8900万ドルの売上高と1株あたり31セントの利益を予想している。
2007年6月までの通年では、Microsoftは売上高を497億〜507億ドルの間、希薄化後1株当たり利益を1.43ドル〜1.47ドル近辺とする予想を明らかにしている。
決算報告と大規模な買い戻しの話が出たことにより、Microsoft株は時間外取引で値を上げた。同社株は、通常取引の終値から1.32ドル(5.8%)高の24.17ドルで取引された。これに対し、決算報告前は55セント(2%)安の22.85ドルで取引を終了していた。
一方、Microsoftでは2005年9月に着手した全社レベルの組織再編も続いている。Microsoftは17日、今後は最も規模の小さい2事業部の決算をほかの事業部と統合し、7事業部制ではなく5事業部制で決算を報告することを明らかにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのBioSHADOWが誘う
心地良い室内空間のつくりかた
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス