凸版印刷は7月20日、企業向けに、広告収入型の無料DVDの開発支援サービス「カスタムcodeNEO」を開始すると発表した。凸版などが発行する無料DVD「codeNEO」の製作、発行ノウハウを導入。収録コンテンツの編集企画や製作、DVDの発行、配布などを支援する。
凸版は2005年9月、アマゾン ジャパンとその関連会社ヴィジョネア、インターネット広告会社サイバー・コミュニケーションズの3社と共同で、codeNEOの発行を開始した。現在、Amazon.co.jpの一部商品を発送する際、映像コンテンツと広告を収録した無料DVDを添付するほか、一部店舗の店頭で配布している。
今回は、凸版がcodeNEO向けに開発したシステムをもとに、企業の販促用DVDの製作などを支援する。顧客の要望に応じて、インターネットとの連動企画やポイントサービスに対応するコンテンツの製作を行う。また配布先の確保や、広告主の獲得なども支援する。このほかcodeNEOの視聴率測定システムを利用し、配布したDVDの人気動向/視聴実態の調査サービスを提供する。
凸版印刷では同時に、codeNEOの新サービスとして、DVDパッケージの表紙などを広告枠としてカスタマイズし、それと連動した映像広告をDVDに収録する「カスタム codeNEO lite」を開始する。
料金は、カスタムcodeNEOが、DVD発行数1万枚あたり80万円から(映像制作費、配布費など別途見積もり)。カスタム codeNEO liteは同1万枚あたり130万円から。凸版では、2007年度中に20社への導入を目指す。
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