韓国IM市場で繰り広げられる通信事業者の熱き戦い

佐々木 朋美2006年07月08日 02時08分
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 「韓国テクノオンライン」では、CNET Koreaが運営するサイトZDNet Koreaからニュースをピックアップし、韓国のIT事情を紹介する。第1回目は、韓国におけるインスタントメッセンジャー(IM)市場の新たな取り組みを取り上げる。

 ZDNet Koreaでは7月3日付けの記事のなかで、市場調査会社コリアンクリックが発表した韓国国内のIM市場動向をレポートしている。

 このニュースによると、各事業者から提供されるIMのシェア順位は1年前と変わらず、以下のようになっている。

資料提供:コリアンクリック

 しかし、記事によれば国内のIM市場は下降傾向にあるという。

 2005年6月から、今年5月までの1年間のUV(Unique Visitor)数の変動を見てみると、NATE ONが1137万人から1219万人に増えたのを除けば、同期間のMSNメッセンジャーは975万人から704万人、buddybuddyは446万人から357万人へと、明らかに減少している。

 韓国におけるIM市場の流れは、実は通信事業者との連携を無視しては語れない。去年3月、NATE ONがMSNを抜きトップに出たのは、携帯電話キャリアのSK Telecom(SKT)による月100件までのSMS無料送信機能が功を奏したからだ。仲間の携帯電話番号を登録さえしておけば、その人にSMSを無料で送信できるというのは、NATE ONの目玉機能の一つだ。

 また「サイワールド」の「Cyフレンド」とも連携し利用者数が短期間で増加した。Cyフレンドというのはとくに親しいサイワールド仲間のことで、いったん仲間をCyフレンドとして登録すれば、その人のミニホームピィ(個人ホームページ)とリンクしたり、Cyフレンドだけに文章内容を公開するなど、それ以外の仲間とは差別化された機能が提供される。

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