楽天オークションは7月6日、日本郵政公社が提供する「あて名変換サービス」を活用した、匿名での利用が可能なエスクローサービスを提供すると発表した。
あて名変換サービスは、差出人、受取人の双方が直接住所や氏名などの個人情報を交換せずに、郵便物を配送できるサービス。
今回発表されたエスクローサービスは、あて名変換サービスを利用し、インターネットオークションにおけるユーザー間の配送や決済にかかる業務を楽天オークション経由で行い、取引の安全性を確保するというもの。
出品者は、楽天オークション指定の識別符号などを送付ラベルに記載し、最寄りの郵便局に物品を持ち込む。郵便局は、識別符号によって出品者と落札者を照合し、落札者に郵便物を配達する。落札者は、「楽天オークション専用決済口座」に落札金額を入金することで、物品受取確認後に楽天オークションを通じて出品者に代金が支払われるという仕組み。
これにより、商品が届かない、入金がないといったこれまでのインターネットオークションへの懸念と、さらに出品者と落札者双方の個人情報を直接相互に開示する不安感を排除できるとしている。
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