RSS広告社は7月5日、複数のアフィリエイトサービスを一括で検索して利用できる「Trend Match Combine」ベータ版の提供を開始した。
Trend Match Combineは、RSS広告社のアフィリエイトサービス「Trend Match」のユーザー向けのサービスで、5月10日よりアルファ版を提供している。日本語解析技術を利用してユーザーが書いた文章を自動解析して文章中に含まれるキーワードを抽出し、アフィリエイトサービス事業者の持つ商品データベースの中からキーワードの内容の近いものを検索したうえで、アフィリエイト広告として表示するというもの。広告を通じて商品の購入などがあった際、ユーザーに報酬が支払われる。
ユーザーがブログなどで公開する予定の文章をTrend Match Combineの管理画面に入力すると、文章が自動で解析され、内容に近い広告が検索され一覧表示される。あとは検索結果からブログなどで表示したい広告を選択し、広告作成のボタンを押せば、広告を表示するためのHTMLコードが生成される。手動での広告検索も可能だ。
アルファ版では利用できるアフィリエイトサービス事業者がアマゾンジャパンの「Amazon Web Service」とディー・エヌ・エー(DeNA)の「Bidders Web Service」のみだったが、ベータ版ではDeNAの提供する「アフィリエイト2.0」にも対応した。また、日本語解析技術を強化し、今まで1つの文章から5個抽出していたキーワードを20個まで増やしたほか、辞書の語彙数も追加しているという。
また、ユーザーインターフェースも大きく変更している。アルファ版では広告表示画面でAmazon.co.jp、ビッダーズの広告がそれぞれ縦に並んでいたが、ベータ版ではAmazon.co.jp、ビッダーズ、アフィリエイト2.0の広告がそれぞれ横並びに表示されるようになった。Ajaxを採用しており、検索結果の表示もスムーズになっている。また、広告の画像サイズについてはS、M、Lの3段階から選択可能になった。
RSS広告社では今秋の正式版提供を目指す。今秋以降にはリクルートやリンクシェア・ジャパン、セプテーニ・コマース・アンド・テクノロジー、インタースペースのアフィリエイトサービスも利用できるようになる予定だ。現在Trend Matchのユーザー数は約1万6000となっており、2006年内に5万ユーザーの獲得を目指す。
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