MS主催の学生技術コンテスト「Imagine Cup」--今回のテーマは医療技術

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年07月04日 13時35分
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 Ivan Cordeiro Cardimさんは、目が不自由だった祖父の影響で、視覚障害者が不慣れな場所でも容易に移動できるようにするための手段を開発してきた。

 ブラジル人大学生の仲間数人と8カ月がかりで開発したCardimさんのシステムは、GPS技術と左右1組のリストバンドを組み合わせ、曲がる位置にさしかかった時に合図する。

 Cardimさんは電話でインタビューに答え、「これは視覚障害者用の地図のようなものだ。リストバンドを振動させることで曲がる方向が分かる」と述べた。

 Cardimさんのチームは米国時間6月28日、Microsoft会長のBill Gates氏にこのアイデアを披露し、サッカーブラジル代表チームのユニフォームを渡すチャンスを得た。Gates氏はこのリストバンドをはめると、どのようにして装置を小型化したのかを尋ねていた。

 Cardimさんのチームは、Microsoft主催の「Imagine Cup」で決勝に進出したチームの1つだ。Imagine Cupは今年で第4回目となる発明コンテストで、決勝は8月にインドのデリーで開催される。2006年の参加者は約6万5000人で、約300人が各国を代表して決勝に残った。Microsoftは28日、決勝進出者の一部を招待し、Gates氏にプロジェクトを披露する機会を設けた。

 プロジェクトはすべて、何らかの形でMicrosoftの技術を利用し、2006年のテーマである「健康」に関連したものでなくてはならない。

 インドのあるチームは、コウモリが利用する反響定位をまねることで視力障害者の誘導を支援するという、別のアプローチをGates氏に披露した。Gates氏はほかにも、モーションセンサーを利用して運動効果を測定する韓国の運動監視プログラムや、医療ミス削減に役立つ日本のチームの医療情報管理ソフトウェアなどのプロジェクトを興味深く見てまわった。

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