東芝は6月28日、SDメモリカードの新ラインアップとして超小型メモリカード「microSDメモリカード」および大容量メモリカード「SDHCメモリカード」を、国内外において発売すると発表した。
microSDメモリカードは高さ15mm×幅11mm×厚さ1mmという、miniSDメモリカードと比べて約4分の1の体積を実現したメモリカードだ。その極小サイズにより、高画素カメラや音楽プレーヤー機能などの搭載が進む携帯電話を中心に市場の拡大が期待されている。
また、microSDメモリカードはSDメモリカード規格に準拠しており、アダプタを使うことでSDカードスロット搭載機器でも利用できるほか、CPRM技術を採用した高度な著作権保護機能も備えている。256Mバイト、512Mバイト、1Gバイトのモデルを発売する予定で、量産開始時期は、256Mバイトおよび512Mバイトが7月、1Gバイトが8月となる。
SDHCメモリカードは、2Gバイトを超える大容量を実現するため新たに策定されたSDメモリカード規格Ver2.00準拠の製品だ。将来的には32Gバイトまでの大容量化が実現できる予定だが、今回はその手始めとして4GバイトのSDHCメモリカードが商品化された。
新たなデータ転送規格「SDスピードクラス」の「クラス4(Class4)」対応で、最大書き込み速度は毎秒6Mバイトを実現。大容量かつ高速という特性から、デジタルビデオカメラやデジタルカメラなどでの活用が期待される。なお、microSDメモリカードと同様にCPRM技術を採用した高度な著作権保護機能も搭載している。ラインアップは4Gバイトのみで、量産開始時期は9月を予定している。
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