日本ヒューレット・パッカードは6月26日、デュアルコアのインテルXeon プロセッサ5100番台を搭載したパーソナル・ワークステーション2機種を、7月下旬より発売すると発表した。
今回発売されるパーソナル・ワークステーションは「HP xw6400/CT Workstation(xw6400/CT)」と「HP xw8400/CT Workstation(xw8400/CT)」の2機種だ。どちらも旧モデルに搭載されたシングルコア Xeon プロセッサと比べて最大で4倍近い処理スピードを実現する、Xeon 5100番台のプロセッサとインテル 5000Xチップセットを採用。CTO(注文仕様生産)モデルとなっており、インテルXeon5110(1.60GHz)、5130(2.00GHz)、5140(2.33GHz)、5150(2.67GHz)、5160(3.00GHz)の5種類からプロセッサを選択できる。メモリには、メモリコントローラとモジュール間を1対1で接続し、高速なデータ転送を可能にする「FB-DIMM」が採用されている。
xw6400/CTは、Xeonプロセッサ搭載でデュアルプロセッサ構成が可能な筐体としては、クラス最小となる高さ441mm×幅165mm×奥行き440mmの省スペースボディーを採用。優れた静音性に加えて、ビデオグラフィックスに「NVIDIA Quadro FX4500」も搭載できるため、CADやDCC(Digital Contents Creation)用途などにも活用できる。HP Directplus販売価格は税込16万5900円〜で、最小構成は以下のとおり。
xw8400/CTは、最大8枚まで増設可能なメモリスロットなど、優れた拡張性を備えたハイエンドパーソナル・ワークステーションだ。11月に発売予定の4GBメモリモジュールを使用すれば、メモリを32GBまで搭載することができる。また、SATA(Serial ATA)のHDDを最大5台、SAS(Serial Attached SCSI)のHDDを最大4台内蔵することも可能となっている。HP Directplus販売価格は税込20万2650円〜で、最小構成は以下のとおり。
販売はHP Directplusオンラインストア、HP DirectplusコールセンターおよびHP販売代理店で行われる。両製品の販売開始は7月下旬だが、Xeon5140および5150については9月より販売される予定だ。なお、7月1日以降に出荷される同社のワークステーション製品は、新製品、現行製品、オプション全てにおいて、欧州環境規格「RoHS指令」に対応しているという。
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