Ozzie:はっきりしているところをお話ししましょう。実のところ、BillはLiveサービスの立ち上げに関して長い時間を割くことはなかったのですが、Liveサービスはわたしが取り組んでいるとても重要な活動です。わたしはまた、Microsoftが「インフォメーションワーカー」と呼んでいる分野に興味を覚えています。わたしはキャリアの多くの部分を共同作業の中で過ごしてきたので、通信やデバイスなどに関係するものに引かれる傾向があるのです。こうした領域で、わたしはグループに多くの価値を追加できると考えていますが、それはわたしにカスタマーとしての経験があるからです。
Ozzie:この4年間、実際はthink weekのレポートすべてに目を通すことはしていないと、Billは話していたように思います。think weekは進化し、従業員はこれを、自身をアピールできる素晴らしい機会だととらえました。回を重ねるにつれて、Billだけではなく多くの人がthink weekのレポートにコメントを寄せるようになっています。このやり方は継続するつもりです。たくさんの素晴らしいアイデアがthink weekから生まれ、ものをよく考えている人材が社内に数多くいることを明らかにしました。しかし、わたしたちはさらにこれを発展させ、技術面の指導者たちの多くがコメントを寄せるようにするつもりです。BillもCraigも、ほかの人も参加するでしょうし、わたしも参加します。
Mundie:あちこちで取り上げられるにつれて、think weekは一種の神話めいたイメージで語られるようになっています。しかし、Billの強大な力の1つは、何年にもわたって社内のさまざまな専門家集団からいろいろな仕方でアイデアを取り出し、それをまとめ上げる能力があったことだとわたしは考えています。またその過程は、8年の間にずいぶん共同作業の面が強くなりました。これはちょうど、わたしがBillと働くようになってからの時期ですが、当初からBillはスケールメカニズムが必要だと認識していたからです。最高技術責任者(CTO)職の創設したのも、こうしたアイデアの収集と相互のやり取りを社内全体に広げるための手段という面がありました。こうした公開過程の一部で誰もがBillの姿を目にしていましたが、実はその一方で社内の上級幹部間の交流が豊かになり、それに基づいて方針をまとめたり、方向づけしたりできるようになりました。Rayが話したように、このことはますます重要度を増し、幅広いグループ内で率直に考え方の共有が行われるようになっています。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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