「風で動くインターネット」へ--はてな、全サーバ稼働分の電力を風力発電へ

永井美智子(編集部)2006年06月15日 16時25分
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 はてなは6月15日、日本自然エネルギーと契約し、年間30万kWhの電力を風力で発電するよう委託すると発表した。契約日は7月1日の予定で、日本自然エネルギーが発行する「グリーン電力証書」を取得する。

 グリーン電力証書は、通常の電力料金に、風力などの自然エネルギーを使って発電する分のコストを上乗せした金額を企業が支払う仕組み。日本自然エネルギーは企業から得た資金をもとに、全国の自然エネルギー発電事業者に対して自然エネルギーを使った発電を委託する。委託を受けた自然エネルギー発電事業者は、風力などで発電した電力を地元の電力事業者に販売する。

 企業側は自然エネルギーを使った電力を直接調達できるわけではないが、環境に優しいエネルギーを購入したとみなされる。

 はてなが委託した電力量は、同社のサービス「はてな」に使われるサーバの電力すべてにあたる。

 今回の取り組みについて、はてなでは、「これまでも当社社長の近藤が社員に自転車通勤を推奨したり、社内のペーパーレス化を図ったりするなど、自然環境に優しい取り組みをしてきた。しかしインターネットサービスの提供に数百台のサーバを毎日稼働させており、地球温暖化につながるという負い目を感じていた」と説明する。

 今回のグリーン電力証書の取得で、「はてなは自然エネルギーで稼動する『風で動くインターネットサービス』になる」(はてな)という。

 なお、グリーン電力証書を取得している企業としては、ソニーや日本IBMなどがあり、はてなを含めて現在83団体が契約している。

 はてなでは、今回の取り組みに合わせて、風車をモチーフにしたオリジナルTシャツを販売する。価格は2500円で、1枚あたりの売り上げのうち1000円分をグリーン電力証書購入費用にあてる。「『ユーザーとともに動かす風車』を目指す」(はてな)。販売枚数は当初150枚の予定で、反応を見ながら追加生産についても検討するとしている。

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