NTTレゾナントと三菱総合研究所は6月14日、gooリサーチ登録モニターを対象に実施した「パソコンによるテレビ視聴の実態」に関する調査の結果を公表した。
調査によれば、有効回答者2172名のうち、ほぼ全員が自宅にパソコンを保有しており、テレビチューナー内蔵型パソコンを保有している人の割合はパソコン保有者の3割弱だった。
テレビパソコン保有者の7割近くの人がパソコンでテレビ番組を視聴しており、パソコンでテレビを視聴する理由としては、ハードディスクへの録画とその視聴、家庭内の第2のテレビとして、あるいは1人暮らしの場合の省スペース対策としてパソコンとテレビを兼用するなどといった理由が挙げられている。
今後テレビの購入を検討している人の割合は約2割で、そのうちの約半数が液晶テレビの購入を希望している。テレビパソコンの購入を希望する人は15.3%で、プラズマテレビ購入希望者の17.1%に次ぐ人気であり、パソコンの個人保有および買い替えが進むにつれて、テレビチューナー内蔵型パソコンの需要が増加していくことが予想される。
また、パソコンでテレビを視聴する人の2割弱が不満を抱いており、そのうち約7割の人が画質の悪さに不満を感じていることがわかった。画質や操作性についての不満のほかに、画面の小ささ、起動速度、反応速度についての不満も多かった。
一方、テレビパソコン非所有者のうち、パソコンでテレビを視聴したいと考えている人の割合は約4割だった。今後は、現状で利用者が感じているような不満を改善することがテレビパソコン利用者の増加につながり、テレビ機器市場のシェアを左右する要因になると予想される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」