東芝は4月10日、「HD DVD-ROMドライブ」を搭載したノートパソコン「Qosmio G30/697HS」を5月中旬に発売すると発表した。価格はオープンだが、東芝によると実売価格40万円前後になる見込みだという。
Qosmio G30/697HSに搭載されているHD DVD-ROMドライブは、HD DVD再生用とDVD/CDの記録再生用(DVD-RAMは利用できない)の光学系を1つの対物レンズで構成することで、厚さ12.7mmという薄型化を実現したドライブだ。ノートパソコンへの搭載は世界初となっている。テレビ機能は地上アナログチューナーと地上デジタルチューナーの2つを搭載、双方のチューナーを利用してハードディスクに2番組同時録画を行うこともできる。
CPUは、デュアルコアのIntel Core DuoプロセッサーT2500(2.00GHz)を採用。グラフィックアクセラレータはNVIDIA GeForce Go7600となっている。液晶ディスプレイも17型ワイドのフルHD液晶となっている。また、外部インターフェースとしてHDMI端子や5.1ch対応光デジタルオーディオ出力端子などを備える。
同社では、この製品を創業130周年期間中に特に戦略性の高い製品として市場に投入する「T130商品」のひとつと位置付け。HD DVD-ROMドライブを搭載したAVノートパソコンを世界に先駆けて商品化することで、次世代DVD市場の早期立ち上げや市場拡大を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」