Dellは、Linuxが法人顧客からの売上の4分の1を占めるようになったことを明らかにした。Dellと言えば長年にわたり、IntelのハードウェアとMicrosoftのソフトウェアを求める顧客から、PC購入の第一候補と目されてきた企業だ。
同社はまた、Linuxサービス事業にも参入し、Linuxシステムのサポートの品質も十分なレベルに達したと話す。Red Hat LinuxのディストリビューターであるRed Hatの力を借りずに、同オープンソースOSに関するサービスの問い合わせの90%以上を処理できるようになったという。これらの数字は、DellのPowerEdgeサーバ担当国際マーケティングディレクターJay Parker氏が、米国時間6月6日にモンテカルロで行われたカンファレンスで明らかにしたもの。
Parker氏はZDNet UKに対し、「われわれはDell Serviceを通じて、500件以上ものUnixからLinuxへのシステム移行に対応してきた。この数字は今後、減るよりむしろ増えていくと思う」と語った。
Linuxシステムは現在、Dellの売上の4分の1以上を占めていると、Parker氏は語っている。企業顧客のほぼすべてが、IBMやSunなどの企業のプロプライエタリなUnix環境から移行する顧客だ。
「われわれは顧客がUnixから移行するのを支援してきた。これらの顧客はLinuxがUnixのオープンソース版だと見なしており、その点に安心感を見いだしている。彼らはLinuxの機能や信頼性に満足している」(Parker氏)
DellはこれまでRed HatのLinuxディストリビューションに重点を置いてきたが、NovellのSUSE Linuxへの対応も視野に入れている。「われわれは、最も早くから、最も大量にRed Hat製品をサーバに搭載し、販売してきたベンダーの1社だ。また今は、NovellのSUSE Linuxを『主力』製品の1つとして提供する作業を進めている。Red HatとSUSEに関する膨大なテスト、確認、そして認定作業を進めているほか、ハードウェアとOSの2段階のサポートを顧客に提供する」(Parker氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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