セイコーエプソンは6月5日、デジタルカメラ「R-D1」に「R-D1s」と同等の機能を実現するファームウェアバージョンアップサービスを提供開始した。
R-D1は、2004年7月に発売されたレンジファインダーデジタルカメラだ。これをベースに機能改善をはかり、新機能を搭載したものとして2006年3月にR-D1sが発売された。この時に改善、追加された機能と同等のものをR-D1で実現するのが、今回提供されるファームウェアだ。
ファームウェアバージョンアップを行った場合、画像拡大率がJPEGの場合約10倍から約16倍に、RAWファイルの場合約2倍から約16倍に向上する。また、AdobeRGB、RAW+JPEG画像の同時記録、クイックビュー機能、長時間露光ノイズ低減、輝点画素補正機能、Print Image Matching IIIに対応する。さらに、フィルム設定のデフォルト設定値の変更やシャッターレリーズの改善、オートホワイトバランスの性能向上、ISO1600設定撮影時におけるノイズの低減、連写機能の向上なども実現されている。
アップデートを実行した場合、フル充電時の撮影可能枚数が少なくなる。アップデート後に元の状態へ戻すことはできないため、事前に注意が必要だ。ファームウェアアップデートは同社のサイトからファイルをダウンロードし、パソコン経由で実行できる。また、ユーザー自身でのアップデートができない場合にはエプソン修理センターでも有償対応を行うという。
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