スカイプ、デル製ノートPCにソフトウェアを搭載へ

文:Margaret Kane(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年06月01日 16時38分

 インターネット経由で無料通話ができるSkypeのVoIPソフトウェアがDellの新型ノートPC「XPS」に搭載される予定だ。

 Skypeが米国時間5月31日に発表したところによると、SkypeソフトウェアはDellの新型ノートPC「XPS M1210」と「M2010」のオーディオ/ビデオコミュニケーションパッケージの一部として提供される。同パッケージには内蔵ウェブカムとマイク、遮音性イヤホン、モバイルブロードバンドアンテナも同梱されている。

 「これでDellの顧客は、自宅や会社から、あるいは外出先からでもインターネットを使用して友人や家族と簡単に通話することができる」とSkype North Americaのビジネス開発担当ディレクターDon Albert氏が声明で述べた。

 インターネットを介して通話できるソフトウェアをPCユーザーに提供するSkypeは最近、Skypeサービスの普及に取り組んできた。インターネットオークションサイトeBayの傘下にある同社は4月末時点で、登録ユーザー数が2005年9月の登録ユーザー数のほぼ倍にあたる1億人を上回ったと述べている。

 しかしYahooやAOLのような会社がそれぞれのインスタントメッセージ(IM)ソフトウェアに通話機能を組み込んだことからSkypeとの競争は激化し、そのため同社は登録ユーザー数の拡大に積極的に取り組んできた。

 5月に入ってSkypeは、固定電話および携帯電話と無料で通話できる「SkypeOut」キャンペーンを2006年末まで米国とカナダで始めた。これまでは、同サービスには料金が請求されていた。

 同社は、Dellとの契約によりノートPCユーザーが競合会社のサービスではなくSkypeのサービスを選ぶことを期待している。

 「DellはSkypeの新しい販路となる。そしてDellから新しく発売される製品は、Skypeユーザーの利便性を重視して設計されるハードウェアの広がりを補完するだろう」とAlbert氏は声明で述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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