ノキア・ジャパンは5月31日、どの通信事業者のSIMカードでも使用できるSIMロックフリーの、日本語対応3Gスマートフォン「Nokia 6630」のスタンダードバージョンを6月1日より発売開始すると発表した。3G(W-CDMA)とGSM(900MHz、1800MHz、1900MHz)に対応しており、日本でも海外でも使用することができる。
SIM(Subscriber Identity Module)カードとは、W-CDMAおよびGSM携帯電話で使われているICカードで、電話番号やユーザーID、通話料金などの個人情報が記録されている。これを差し替えることで、複数の端末を同一の契約で利用することができる。
Nokia 6630は、規格に対応した通信事業者のSIMカード(あるいはUSIMカード)であれば、どの通信事業者のSIMカードでも使用できるため、海外旅行に頻繁に行くユーザーや海外に長期滞在するユーザー、海外出張などに行くユーザーに適しているという。日本国内においては、5月31日現在、NTTドコモとボーダフォンのW-CDMAネットワークでの動作が確認されている。なお、「i-mode」及び「ボーダフォンライブ!」には対応していない。
Nokia 6630は、Symbian OSをベースにした携帯電話向けソフトウェアプラットフォームであるS60 Platformを採用しており、ユーザーはアプリケーションなどの追加が可能となっている。
その他、POP3とIMAP4に対応したEメールクライアントや、パソコンとの連携などを可能にするデータ通信機能、Bluetoothによる無線接続、オフィスビューワー機能、MP3デジタルミュージックプレイヤー機能などの機能を装備している。
製品には、32MBのRSMMCカードと、付け替え可能なカラーカバーNokia Xpress-on Coverのライムグリーンが同梱される。また、発売を記念し、Nokia Xpress-on Coverのブラックを先着3000名にプレゼントするキャンペーンも実施する。
取り扱い店舗は、Nokia StoreおよびNokia @O-parts lifestyle shop。また、Nokia Online shopでも販売する。価格はオープン価格で、Nokia Online shopでは4万8090円で販売される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」