東映アニメーション(東映アニメ)は5月30日、新しい映像コンテンツのレーベル「画ニメ(ガニメ)」の立ち上げを発表した。出版の幻冬舎グループがDVDの販売パートナーとして協力する。
画ニメは、墨絵や水彩画、油絵などの絵画、イラスト、版画、CGといった静止画を中心にしたアニメーション作品だ。東映アニメ社長を務める高橋浩氏によれば、「アニメや映画などの既存コンテンツは、大勢のスタッフと巨額の予算を必要とするために、アーティストが個人主体で制作することが難しかった。アーティストが自由に表現する映像作品を作ることを目指して、画ニメを立ち上げた」と、設立経緯を説明する。
画ニメ作品はDVDとして、8月1日に8タイトル、9月下旬に2タイトルが販売予定。価格はすべて3129円。販売パートナーの幻冬舎が書店ルートでの販売を、CDショップでの販売を幻冬舎グループの幻冬舎エムディーが担当する。今回販売されるDVDタイトルは以下の通り。
画ニメは、新しいクリエーターを発掘することも目的としているが、具体的にどのような形で発掘するかは「まだ決めていない」(東映アニメのチーフプロデューサーの北崎広実氏)。
幻冬舎社長の見城徹氏は、「たとえば村上龍さんや宮本輝さんなどの幻冬舎の作品を画ニメで展開したい」と語る。またネットでの配信については「今後検討していきたい」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス