K・ジョンソン氏--マイクロソフトの屋台骨を支える男 - (page 2)

文:Ina Fried (CNET News.com) 翻訳校正:坂和敏(編集部)2006年05月22日 12時36分

 また、Windows Liveがインターネット上でソフトウェアをサービスとして提供する手段であることを考えると、Windows Liveもまた、WindowsソフトウェアとWindows Live経由のサービスが提供するユーザー経験を加速させるものになると思います。

 Steven(Sinofsky)がWindowsの新しい責任者に就任することも好材料です。彼は世界でも指折りの優秀なプロダクト/エンジニアリングリーダーだと思います。

--まもなく、Windows Vistaの一般向けベータ版が登場すると見られていますが、22日から始まる「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)」でベータ版が配布される可能性はありますか。

 WinHECについては何も申し上げられません。しかし、何らかの発表は行われる予定です。

--Windows Visaは間違いなく来年1月に発売されるのでしょうか。

 新しいプロジェクトの計画については、すでに発表した通りです。また開発チームとは緊密に連絡を取り合っています。月に一度は全体会議を開き、プロジェクトの進捗状況を話し合っています。また週に一度は技術部門の主要なリーダーを集め、進捗状況を確認しています。

 現在の進捗具合には満足していますが、私は常にひとつのマイルストーンに集中するようにしているので、今はベータ2のことだけを考えています。

--Windows Vistaの発売が来年にずれこんだことで、年末商戦のPCの売り上げに悪影響が出るのではないかと懸念が出ています。少なくとも、市場にはそのような見方があります。Windows Vistaが発売されるまでの間、PC業界は何をするべきなのでしょうか。

 われわれは小売パートナー、PCメーカー、業界関係者と非常に密接に連携しています。

 われわれは現在、「Windows Vista対応」PCの定義に取り組んでいます。Windows Vistaが確実に動くという保証があるなら、ユーザーは安心してPCを購入することができるでしょう。業界が連携することで、年末商戦は十分に充実したものとなるはずです。

--年末にPCを購入した人にVistaへの無料アップグレードを提供する予定はありますか。

 われわれは現在さまざまな可能性を検討しています。最も適切な移行計画は何か、何らかの技術保証やプログラムを提供するべきなのか・・・等々についてです。まだ具体的な発表は行っていませんが、PCメーカーや小売店の要望を聞きながら、マーケティングチームが検討を進めています。

--何らかのものを用意する可能性はあるということですか。

 ええ、おそらく。今は詳細をつめているところです。

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