アッカ・ネットワークスとフュージョン・コミュニケーションズは5月11日、無線ブロードバンド規格IIEEE802.16e(モバイルWiMAX)対応通信サービスの実証実験において、VoIPアプリケーションの共同実験を実施すると発表した。
アッカは、総務省が検討中の次世代無線アクセス技術における2.5GHz帯の有力候補であるWiMAXでの周波数獲得を目指し、 WiMAX技術実験を準備している。その一環として実施するVoIPアプリケーションの実験については、同分野の技術およびビジネスノウハウを持つフュージョンの協力を得る。
実験は、6月から8月にかけてスループット、カバレッジ、ハンドオーバーなど、無線特性の確認を中心として実施する。その後、VoIPやビデオストリーミングなど、アプリケーションの検証を進める予定だ。フュージョンとのVoIP実証実験では、WiMAX上でVoIP電話を利用した場合の遅延、スループットなどの音声品質や、移動したときの接続性など、WiMAX上でのVoIP電話サービスの実現可能性を技術面から検証する。
また、アッカは、このWiMAX実証実験で仮想ネットワーク事業者(VNO)を前提としたオープンな環境を用意し、「多くのパートナに参加してもらい、各種アプリケーション検証実験を積極的に進めていく」としている。
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