アッカ・ネットワークスは4月18日、新規ワイヤレスブロードバンド方式の候補の1つであるIEEE802.16e(モバイルWiMAX)の実証実験のための実験用無線局免許を総務省へ申請した。
モバイルWiMAXは、次世代無線アクセス技術として期待されている技術。既存の無線技術である3Gや3.5Gに比べてコスト優位性が高く、現在総務省で検討が進められている次世代無線アクセス技術における2.5GHz帯の周波数割り当ての有力な候補となっている。
今回の実証実験は、WiMAXでの周波数獲得に向けてのもので、実験内容は、周辺電界強度特性、伝播スループット測定、カバレッジ、モビリティ特性(ハンドオーバー)といった基本特性確認と、VoIP、ウェブアクセス、ビデオストリーミング、ホームサーバとの連携アプリケーションなどのアプリケーション検証試験だ。実験期間は6月から1年間で、実験エリアは横須賀リサーチパークとなっている。
実験では日本アルカテルのWiMAXシステムを採用することが決定している。両社は基本特性の確認およびアプリケーション検証試験を協力して実施する。
また、アッカはWiMAXの推進団体「WiMAX Forum」への加入を発表した。今後はWiMAXのグローバルな技術やマーケティングの動向にあわせた展開を強化していくとしている。
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