Microsoftは一連の管理ソフトウェア部門の拡張の一環として、企業資産の追跡を専門とする企業AssetMetrixを買収した。
2000年3月に創業のAssetMetrix(本社:カナダ、オタワ州)は、企業の多くのPCやソフトウェアの管理を支援する技術を提供している。MicrosoftでWindowsおよびエンタープライズ管理部門で製品管理ディレクターを務めるFelicity McGourty氏は、AssetMetrixの技術を使用することで、顧客はMicrosoft製ではないソフトウェアの管理も容易なるだろうと述べた。
「われわれのような会社にとって、これほど良い結果はないと思う」とAssetMetrixの最高経営責任者(CEO)Jeff Campbell氏は電話でのインタビューに応えて述べた。
CNET News.comが最初に報じた今回の買収に関して、Campbell氏は契約条件について明らかにしなかったが、米国時間4月26日にサンディエゴで開催のMicrosoft Management Summitで発表した。
Microsoftは、AssetMetrixの技術、特に企業のソフトウェアライセンスの管理を支援する技術をMicrosoftの次期製品「System Center Configuration Manager」に組み込む予定だ。
AssetMetrixは、企業で使用されているソフトウェアや、使用されているコピー数に関するレポートを作成する際に使用されるアプリケーション署名のライブラリを多数所有している。
Microsoftは、既存の「SMS 2003」ユーザーに同様の機能を提供するアドインに取り組んでおり、およそ9カ月以内の提供を目指している。
Campbell氏によると、MicrosoftがAssetMetrixの統合計画をまとめている間、AssetMetrixの従業員数十名はオタワ本社に残る予定だという。
McGourty氏は、Asset Metrix買収の取引は基本的に終わっているが、カナダの規制当局の承認を待って最終的に完了すると述べた。「まったく形式上の手続きだ」(同氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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