では、本製品の目玉である「百ます計算」モードを見ていこう。
まず、電卓上部の「百ます」ボタンを押したのち、四則演算(+−×÷)のいずれかを選んで決定ボタンを押す。すると液晶画面の上段に計算問題が出題されるので、テンキーで下段に解答を入力し、決定ボタンを押す。計算問題は次々に出題されるので、100問すべてに解答していくという仕組みだ。
出題される計算問題は、1ケタ同士、もしくは1ケタと2ケタの数字による演算なので、決して難しいわけではない。ただ、実際にやってみるとよく分かるが、100問というのはかなりの分量である。個人的には、もう少し量を少なめにしたほうが手軽に取り組めると思うのだが、本製品もシャープ製品も共通して100問であることから推測するに、おそらくこれくらいの量をこなさなければ脳のトレーニングとしては意味がないのだろう。
100問すべてが終了すると、クリアにかかった時間が表示される。過去の記録と比較してタイムが短縮されていれば、新記録である旨が表示される。次回からはこの記録を短縮するようにトレーニングに励めばよい、というわけだ。
なお、100問の連続出題という形式は本製品もシャープ製品も同一だが、本製品は「+−×÷」のいずれかを自分で選択するのに対し、シャープ製品では四則演算から「÷」を省いた「+−×」の問題がランダムに出題されるなど、方式が微妙に異なる。おそらく、製品の企画に携わった監修者の違いが、このようなスタイルの違いにつながっているのだろう。難易度だけで述べるなら、除算が加わるぶん、カシオ製品のほうが難しいと筆者には感じられた。
余談だが、問題そのものが簡単であることから、全問クリアの所要時間を短くするためにはテンキーさばきが大きく影響する。両手で操作した場合と片手で操作した場合では、クリア時間にかなりの差がつくので、もし家族や友人とタイムを競う場合は、あらかじめルールを決めておくとよいだろう。
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