いま、空前の「脳トレーニング」ブームである。テレビ番組はもちろんのこと、Webのコンテンツ、各種玩具に至るまで、脳の活性化につながるとうたわれたコンテンツがめじろ押しである。
そんな中、05年夏にシャープから発売された「脳を鍛える電卓」は、脳を活性化させるトレーニングモードを搭載しており、各方面でちょっとした話題となった。具体的には、簡単な計算問題を100問連続して解答し、その所要時間を計るというものである。紙に書いたり考え込んだりしなくてはいけない難問ではなく、シンプルな四則演算を徹底反復することが大きなポイントだ。
今回、カシオから発売された「百ます計算対応電卓」は、シャープ製品と同じく百問の四則演算を連続して行うモードのほか、記憶テスト、虫食い、九九ドリルといった計4つのトレーニングモードを搭載していることが特徴だ。本製品で採用されている百問の四則演算は「百ます計算」と呼ばれ、「陰山メソッド」と呼ばれる学力向上の方法論に基づいたものである。
本体のデザインは極めてシンプルで、上段にある各モードのボタンさえなければ、一般的な電卓とまったく変わりがない。まさしく「電卓」だ。
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