Symantecは米国時間4月3日、企業が、一般のインスタントメッセージング(IM)サービスや社内のIMネットワークを介したコミュニケーションの高い安全性を確保するために必要なソフトウェアを発表した。4月に販売予定の「Symantec IM Manager 8.0」は、IPを使用したさまざまな機能のなかでもとりわけ、ファイルシェアリングや通話に対して、ユーザーが自分でセキュリティポリシーを設定できるようにするための製品だ。同製品は、「AOL Instant Messenger」「MSN Messenger」「Yahoo Messenger」およびその他のさまざまな企業向けIMソフトウェアに対応している。また同製品には、Sarbanes-Oxley Act(米国企業改革法)などの規制への順守に対応するためのアーカイブ機能や管理ツールも含まれている。
FaceTime Communicationsが実施した調査によれば、IMに対する攻撃は、2005年においてさらに勢いを増している。職場でのIMの使用が増加するなか、セキュリティ会社は同分野に狙いを定めつつある。Symantecは1月、IMセキュリティ製品を販売するIMlogicを買収した。Symantecによれば、IM Manager 8.0にはその買収によって獲得した技術が採用されているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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