米連邦通信委員会(FCC)に提出された文書によると、KodakはBluetooth技術をもっと自社製品に組み込むことを計画しているようだ。
FCCの開発技術局(Office of Engineering and Technology:OET)のウェブサイトによると、Kodakは「モバイルおよびポータブル装置」用の「Bluetoothモジュール」と「自社製RFシールディング付きモバイルトランスミッタ」の装置認可申請書を提出した。
同文書から、KodakがBluetooth対応のデジタルカメラの発売を計画していることが読み取れる。Bluetooth対応のデジタルカメラを利用することで、プリンタ、ビューア、コンピュータ、携帯電話との同期が可能になるだろう。
モバイルトランスミッタのライセンス申請のニュースは、MobileWhack.comのブロガーSandeep Chandur氏が最初に報じた。そしてFCCウェブサイトに掲載された内部装置の写真が、米国時間4月1日から2日にかけて多数のブログでリンクされたためネット上に流出した。
トランスミッタのいくつかの写真はまだFCCのウェブサイト(PDFファイル)に掲載されているが、その完全な装置に関する情報の一部は3日に同サイトから取り下げられた。
その場所には「Short Term Confidentially Request(短期機密要請)」と記載されている。FCCの代表者によると、企業が装置認可申請書(書式731)を提出する場合、企業には機密保持の形態を要求できる選択肢がある。
「Kodakは未発売の製品に関してコメントしない」とKodakのワールドワイド・パブリック・リレーション・アシスタントCindy Lee Douglas氏は述べた。
2006年に入りConsumer Electronic Show(CES)の記者会見で披露されたKodakプロモーションフィルム「You take the pictures. We'll do the rest.(あなたは写真を撮るだけ。後はわれわれにおまかせ)」は、Kodak装置間での同期化技術を宣伝したものだ。これからも分かるように、統合型Bluetooth技術のニュースはさほど驚くものではない。
Kodakは既にBluetooth対応のプリンタ、写真キオスク、USBアダプタさらに自社のカメラ用Wi-Fiカードを提供しているので、Bluetooth対応のデジタルカメラへの移行は理にかなっているとの見方もある。
Kodakの最高経営責任者(CEO)Antonio Perez氏も高品質なカメラ付き電話の開発を目指して、1月にMotorolaと提携する計画を発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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