ソフトバンクは3月30日、平成電電がソフトバンクと日本テレコムを相手取って起こした訴訟に勝訴したと発表した。
この訴訟は、平成電電が2004年11月29日にソフトバンクと日本テレコムを相手取って起こしたもの。
2004年春に平成電電と買収交渉を行っていたソフトバンクが、その過程で平成電電の直収電話サービス「CHOKKA」についての営業秘密を取得し、その営業秘密を日本テレコムに開示したことが、2社間の買収交渉における秘密保持契約に違反しており、また不正競争防止法第2条第1項第7号の不正競争行為にあたるとして、営業秘密の不正開示行為の差し止めを求めていた。
また同時に、日本テレコムの直収電話サービス「おとくライン」が平成電電から得た営業秘密を使用したもので、不正競争防止法第2条第1項第8号の営業秘密の転得使用行為にあたるとして、おとくラインの販売差し止めの仮処分命令を求める申し立ても行われていた。
ソフトバンクでは「判決は当社および日本テレコムの主張の正当性が認められたものであり、妥当な判断の結果であると認識している」とコメントしている。日本テレコムのおとくラインも引き続き販売が行われる。
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