常に持ち歩いていたい安心できるカメラ──カシオ「EX-Z600」 - (page 2)

カシオ
EX-Z600
内容:カシオ初のデジタルカメラ「QV-10」が発売されたのは1995年3月のことである。記録画素数25万画素、内蔵メモリー16MB、固定式焦点距離レンズのそのカメラは、今となっては携帯電話に搭載されたカメラにも劣るものだ。しかしそのカメラの1.8型液晶モニター上に、撮影後瞬時に写し出された画像は驚きと魅力と期待を我々に与えてくれた。あれから11年。今やデジカメは銀塩フィルムカメラを質量ともに凌駕し、その種類も覚えきれぬほどある。今回レビューするカシオ「EX-Z600」はあの「QV-10」のDNAを引き継いた、正

実際の撮影シーンに役に立つ豊富な撮影モード

 「EX-Z600」には、実にさまざまな撮影シーンを想定した「ベストショット機能」が用意されている。そのシーンモードは31(とボイスレコードモード)にも上る。そのうちのいくつかのモードを実際に試してみた。

  • プログラムオート ワイド端38mm相当で撮影 ISO感度50、F4.3、1/400s、WBオート
    青い空もノイズが少なく描写はナチュラル。

  • プログラムオート テレ端114mm相当で撮影 ISO感度50、F8.3、1/125s、WBオート

  • プログラムオート 38mm相当で撮影 ISO感度50、F4.3、1/250s、WBオート
    柱のハイライトから橋底のシャドー部まで、しっかりとトーンとして表現できている。コンパクトデジカメとしてはとても優秀だと言える。画面端部においても画像の流れは少ない。

  • 「花を写します」マクロモード 38mm相当で撮影 ISO感度50、F2.7、1/320s、WBオート
    ワイド端でのマクロ撮影。AFだがしっかりとピントが合っている。画像の彩度が上げられており、若干、花のR要素が飽和している部分もある。

  • 「緑を鮮やかに写します」 55mm相当で撮影 ISO感度100、F3.3、1/100s、WB太陽光
    シャープネスと彩度が上げられている。緑強調フィルターも入っているようだ。

  • プログラムオート 38mm相当で撮影 ISO感度50、F4.3、1/60s、WBオート
    ワイド端での近接フラッシュ撮影だが、ちゃんと露出制御されている。毛の描写もよい。

  • 高感度モード 38mm相当で撮影 ISO感度800、F2.7、1/60s、WBオート
    ISO800の増感撮影だがノイズは意外と少ない。その処理のためか画像全体の解像感が若干損なわれているようだ。

  • プログラムオート 114mm相当で撮影 ISO感度800、F5.2、1/25s、WBオート
    フラッシュ発光させずに室内の明かりだけで撮影。

  • 「夜景を写します」 38mm相当で撮影 ISO感度50、F2.7、1.6s、WBオート
    ノイズリダクションで長時間露光のノイズもカットされている。

わずかに赤くなっている夕方の空を3つのモードで撮り分けてみた

  • プログラムオート ISO200、WBオート

  • 「夕日を写します」 ISO100、WB太陽光 赤フィルターON

  • 「トワイライト」 ISO100、WB太陽光 紫フィルターON

 「名刺や書類を写します」モードでカードを撮影

  • この状態のように斜めの位置からカードを撮影しても、カメラ内で自動的に形を補正してくれる。

  • 補正後の画像。カードの形だけを切り抜いて正しい形へと変形。ビジネスシーンではなかなか重宝しそう。

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