「花子で作図したり、プレゼンしたりするのは魅力だけど、会社ではPowerPointファイルにして欲しいと言われるから……」と思う人もいるかもしれない。ここ最近の花子は、PowerPointとの連携機能を強化しているので、PowerPointでプレゼン資料を作るとき、作業の一部に花子を使えば、スピーディにひと味違うスライドを作成することができるのだ。
たとえば、ついつい他の人と同じになりがちなPowerPointのテンプレートを、花子で手早く作ってみてはどうだろう。テンプレートにしたい画像は、花子で「背景」ページで作っておき、「プレゼンテーション形式」で保存する。PowerPointで保存したファイルを開けば、背景画像は自動的にスライドマスタに変換される。
花子で描いた図は自動的にオートシェイプに変換されるので、PowerPointに変換後、図を修正することも簡単だ。「オートチャート」や「ブロック図形」で、アイデアを手早く図解して、PowerPointにコピー、貼り付けてして使う方法もおすすめだ。花子にはさまざまな種類のブロック矢印や、各種の部品(イラスト)が豊富にそろっているので、インパクトある図を簡単に作成できる。それぞれの得意な機能を活用して、目的や環境に合わせたファイル形式で保存するのが、賢い使い方と言えるだろう。
ビジネス文書の図解だけでなく、グラフィックソフトは幅広い用途に利用できる。たとえば、花子のCAD的な機能を利用し、オフィス平面図の部品と組み合わせれば、オフィスのレイアウトを変更する時の図面が作成できる。縮尺を実際ものに合わせれば、どのように配置したらよいのかシミュレーションするのにも役立つだろう。寸法線の表示など、図面の作成に便利な機能も用意されている。
ちょっとした案内地図などの作成も、グラフィックソフトなら簡単だ。「簡易地図作成」モードに切り替えると、地図用のツールボックスが表示されて、鉄道や道路などをアイコンをクリックしながら描いていけるようになる。
地図に入れると見栄えがする各種の記号やイラストが豊富なので、短時間できれいな地図が描けるのが嬉しい。引っ越し案内のはがきに入れる地図の作成にもぴったりだ。個人用ならカラフルなイラスト使って、楽しい地図に仕上げよう。
グラフィックソフトは、利用できる用途が広く、使ってみると意外と難しくないことがわかる。特に花子2006のように幅広い分野の豊富な部品が用意されていて、オートチャートのような作図支援の機能が備わっていれば、誰でも短時間で図を作成できる。図解の表現力を、仕事にも、プライベートにももっと取り入れたい。文章だけでなく、図解も使って伝えたいことを表現すれば、より良いコミュニケーションの助けとなるだろう。図やイラストを取り入れて、アピールするビジネス文書やプレゼン資料の作成や、ポスター、はがき、POPなどを作成したいと考えている人に、強い味方となるソフトだ。
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