プレゼンテーション資料はもとより、報告書や各種の連絡文書でも、図や絵を使ったビジュアル表現を取り入れて、「見て分かる」文書作成の工夫が求められるようになっている。洗練された見やすい図が入った文書を作成したいと思っても、「時間がかかってしまう」、「うまく作図ができない」と悩む人は少なくない。もっときれいな図を手軽に描きたいと願っているなら、グラフィックソフトを利用してみよう。花子2006なら手軽にきれいな図が描け、さまざまなアプリケーションとの連携もスムーズだ。
一口に「図」といってもちょっとしたイラストから、各種の概念図、設計図のような正確なものまで多種多様にある。花子はパソコンで作成する様々な種類の図を描くためのグラフィックソフトとして、多くの機能を備えている。初めて図を描く人にも、正確で凝った図を描きたい人にも、双方に役立つ機能が用意されているのだ。利用者の声を取り入れたバージョンアップを繰り返してきた結果、「作図のときに、こんなことができたら……」といったニーズが反映された使いやすく、実用的なソフトになっている。
花子2006では、画面のデザインが変わり、操作性がよくなっている。花子を起動すると、ページの左側にサムネイルが一覧で並ぶ「カタログ表示画面」が表示されるようになった。複数ページの資料を作っているときに、ページ全体の構成を確認しながら作成できる。サムネイルをドラッグして、ページを移動させたり、不要なページを選択して削除するなどページ単位の編集がしやすくなったので、プレゼン資料の作成には特に便利だ。 画面下にあるボタンを使って、「カタログ表示画面」と「ページ一覧表示画面」を切り替えることもできる。資料の全体を眺めて流れを検討したいといったときには、ページ一覧表示画面に切り替えるというように、作業に合わせて画面を切り替えて使うと、スピーディに資料が作成できるだろう。
プレゼン資料などには、図解を入れるとぐっとわかりやすくなるが、図が上手く描けないと悩む人は多いもの。花子には、図の作成を支援する「図解」機能があり、これを使うと、短時間で見栄えのよい図が仕上がる。
画面左側に用意されたタブから「図解」を選んでクリックすると、ウィンドウが図解用のものに変わる。図解には、「ブロック図形」と「オートチャート」があり、切り替えて使う。「ブロック図形」にはピラミッド図やドーナツ図、円グラフや棒グラフなどが用意されている。この円グラフや棒グラフがなかなか秀逸で、グラフ要素の境界をドラッグすると、数字が表示されるので好きな大きさや長さにできるというもの。わざわざ数字を入力して、グラフ化して……といった手間が省ける上に、きれいで正確なグラフがすぐに作成できるのが嬉しい。
「オートチャート」では、フローチャートや関係図などが描ける。描きたい図形の種類を選び、アウトライン部分に図に入れる文字を入力。「新規作成」ボタンをクリックすると、自動的に図解が図面に挿入される。まさに、「考えを図で表現する」ことが簡単にできるのだ。
あらかじめ登録されているカラーバリエーションを選べば、図の配色も手軽に変更できる。登録されているものは、企画書やグラフ作りに適したはっきりした色合いから、桔梗やあさぎ色といった日本古来の色味を使ったものなど多彩だ。
花子2006では、オートチャートに詳細な説明書きが追加できる「コメント」機能も強化されており、ますます使える「図解」になっている。
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