基本的にLaCie Brickシリーズは、FAT32でフォーマットされた状態で出荷される。このためMacOS XやWindows XPといった現行のOSなら、接続するだけで即利用できる状態になる。もちろんドライバなどがセットアップされていれば、MacOS9やWindows98などでも認識し、利用できる状態になる。
もちろん接続した後で、自分の利用環境に合わせて再フォーマットすればいい。Macintoshだけで使うというならHFS+でフォーマットすればいいし、Windows XPが中心ならNTFSでフォーマットし直してしまえばいい。
さらにLaCie Brickシリーズには、いくつかバンドルソフトが用意されている。外付けハードディスクでは定番としてバンドルされるバックアップソフトは、「LaCie ‘1-Click’ Backup Software」がある。これはMacOS XとWindowsシリーズに対応し、名前通りワンクリックで任意のフォルダなどをバックアップできるというものだ。シンプルで気軽に使えるところが好印象だ。
ほかに試用版ではあるが、MediafourのMacDrive6 for Windowsの存在が目立っている。このMacDrive6 for Windowsを使うと、Windows XPにHFS+フォーマットのドライブをマウントできるほか、Windows XP上で外付けハードディスクをHFS+にフォーマットできる。期間限定の試用版だが、LaCie Brickシリーズを使用しているユーザには優待販売が用意されている。MacintoshとWindows XPをまたがってLaCie Brickシリーズを活用したいなら、MacDrive6 for Windowsの導入はぜひ検討したいところだ。
また、ドライブツールとしては定番のSilverliningシリーズ、Windows XP以前のWindowsしりーずに対応したUSB2.0ドライバなどが付属している。これらのバンドルソフト、そしてPDF版のマニュアルなどは付属のCD-ROMメディアに収納されているので、内容をしっかり確認しておこう。
言うまでもなくLaCie Brickシリーズ最大の特徴は、デザインセンスの良さである。しかし、見た目だけでなく「積み重ねが便利」とか、「静音性に優れている」といった機能的な特徴も持っている。デザインでLaCie Brickシリーズを選んでも、外付けハードディスクとして活用するのに、なんら不都合はないということだ。
今やPCだって個性の時代。美しいデザイン、楽しいデザイン、斬新なデザインのPCが、ごく普通に登場する時代なのだ。ならばPCの周辺機器がデザイン的に優れ、スタイリッシュで悪いはずがない。外付けハードディスクを選ぶポイントが、デザイン性というのでもいいのである。
ただし、デザイン性に優れたものを組み合わせる際には「コーディネート」の感性が問われることになる。もしあなたがLaCie Brickシリーズを気に入ったなら、LaCie Brickシリーズに合わせてPCを選ぶというのも、決して悪いことはないと思うのだが。最後になったが家にLaCie Brickシリーズを何気に置いておくと、子供が玩具と間違える可能性がある・・・かも知れないので注意しよう。
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