動画配信の新会社「プレゼントキャスト」--民放TVと広告代理店の大連合

別井貴志(編集部)2006年03月15日 22時00分

 民放5社と広告代理店4社の合わせて9社は3月15日、2005年11月から検討してきた動画コンテンツなどの流通を活性化させるための新事業会社の設立を正式に決めた。

 新会社の社名は「プレゼントキャスト」で、4月3日に設立する予定だ。設立時の社員数は20人で、資本金は4億円を予定している。5月には資本金を8億円(資本準備金8億円)に増資し、増資後の株主構成は以下の表のとおりになる。事業会社の設立を検討していくと発表した段階では、電通からテレビ朝日までの6社のみだったが、新たに広告代理店3社が参画した。

 プレゼントキャストは、動画コンテンツの検索ポータル事業を手がけていく予定で、動画コンテンツやインターネットCMの配信事業を検討していく。このポータルの利用やコンテンツの視聴については、会員登録すればだれでも無料で利用できるようにするが、動画には有料のコンテンツも用意する。

プレゼントキャストの株主
株主名 出資金額 取得株式数 取得比率
電通 3億円 6000株 18.75%
日本テレビ 2億円 4000株 12.50%
TBS 2億円 4000株 12.50%
フジテレビ 2億円 4000株 12.50%
テレビ朝日 2億円 4000株 12.50%
テレビ東京 2億円 4000株 12.50%
博報堂DYメディアパートナーズ 1億4000万円 2800株 8.75%
アサツーディ・ケイ 1億円 2000株 6.25%
東急エージェンシー 6000万円 1200株 3.75%
合計 16億円 3万2000株 100%

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