Microsoftは米国時間3月13日、Windows XP向けのペアレンタルコントロールソフトウェア「Windows Live Family Safety Settings」の第1版を6月末までに無償で提供開始することを明らかにした。
既報の通り、Windows Live Family Safety Settingsは、保護者が不適切と判断したウェブコンテンツを子供に閲覧されないよう制限する機能で、現在テスター向けにプレビュー版が提供されている。
Microsoftの代表者によると、同ソフトウェアの最初のバージョンでは、オンラインコンテンツのフィルタリング機能のほか、ユーザーが訪問したウェブサイト上での行動に関するレポートも作成できるという。
Microsoftによると、6月に提供開始されるアップデート版では、「コンタクト管理」という機能が加わるという。これは、電子メールとIMサービスである「Windows Live Mail」および「Windows Live Messenger」のコンタクト先を親が承認できるというものだ。また、同機能を利用して、Microsoftのブログサービス「MSN Spaces」で誰が自分の子供のブログにアクセスできるかも管理できるという。
Windows XP向けのWindows Live Family Safety Settingsに加え、Microsoftは2006年内にリリース予定の次期OS「Windows Vista」向けにも、ペアレンタルコントロール機能を構築中だ。「それぞれの製品は補完的なものとなる予定だ」とMicrosoftのプロダクト部門マネージャーAlan Packer氏は述べている。「どちらの製品も一緒に開発を進めている」(Packer氏)
Windows Live Family Safety Settingsは、SafeBrowse.comの「Safe Eyes」、SurfControlの「CyberPatrol」といったフィルタリング製品と競合することになる。
Pew Internet and American Life Projectが2005年に行った調査によると、米国では1200万以上のフィルタリングソフトウェアが利用されており、ティーンエージャーがいる世帯の半分以上がなんらかのフィルタリング機能を利用しているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する