Googleは3月13日、火星の地図を表示する「Google Mars」を提供開始した。
Google Marsは、アリゾナ州立大学の協力の下で作られたものだ。地図は3種類の表示が可能で、高度によって色分けされた「Elevation」タイプ、火星の軌道衛星から撮影された写真を集めて地図にした「Visible」タイプ、赤外線撮影され、高温地域は明るく、低温地域は暗く表示される「Infrared」タイプに分かれている。
地図の元となる写真は、米国航空宇宙局(NASA)の火星探索機「Mars Odyssey」の温度放出画像システム(Thermal Emission Imaging System:THEMIS)によって撮影された。1万7000枚以上の赤外線写真が使われており、火星のグランドキャニオンとされているValles Marinerisも詳細に描写されている。
Google Marsには、検索オプションに「Mountain」(山)、「Canyons」(峡谷)、「Dunes」(砂丘)などがある。それぞれのオプションをクリックすると、山や峡谷のリストが表示され、リストをクリックすると、その場所の位置や名前の由来、名前の付いた年などの情報が表示される。ほかにも、検索ボックスに「Sea」などのキーワードを入力することで、見たい場所を検索することができる。残念ながら、「Hotel」や「Restaurant」の検索結果はゼロとなる。
なお、現時点でGoogle Earthを使って火星のデータを閲覧することはできないが、Googleでは「現在(Google Earthを使った閲覧ができるよう)取り組みを進めている」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果