米DisplaySearchは現地時間3月7日、2005年第4四半期におけるテレビ市場の調査結果を発表した。
今回の発表によると、2005年第4四半期における世界のテレビ出荷額は前期比36%増、前年同期比13%増となる263億ドルとなった。
また、価格帯が高めの薄型モデルが増加し、初めてCRTテレビのシェアを上回ったことから、テレビ全体の平均価格は前年同期比18%増の451ドルとなった。高精細なHD対応モデルの割合についても、世界のテレビ出荷全体に対して前年同期比の7%から17%に上昇した。中でも日本では、HD対応モデルの割合が52%に達しているという。
テレビ出荷数に関しては、世界全体で前期比31%増、前年同期比4%減となる5820万台。製品カテゴリ別の出荷台数はプラズマテレビが前年同期比109%増、マイクロディスプレイ型リアプロジェクションテレビは前年同期比52%増、CRTテレビは前年同期比15%減、CRT型リアプロジェクションテレビも前年同期比60%減となってます。
メーカー別では、ソニーが出荷額を前期比130%増とし、シェアを前期の8%から14%に拡大して首位に浮上した。これは、液晶テレビ市場のトップに浮上したこと、リアプロジェクションテレビでも50%以上のシェアを獲得したことが要因で、2005年通年でもシェア11%でトップとなった。2位以下はサムスン、Philips、松下、LG電子と続いており、上位5社のシェア合計は47%から50%に拡大した。
出荷数に関しては、前期比48%増でシェア9.6%を獲得したLG電子がトップ。LG電子はCRTテレビで首位、プラズマテレビで2位、液晶テレビで5位、CRT型リアプロジェクションテレビとマイクロディスプレイ型リアプロジェクションテレビで8位となっている。
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