Sun Microsystemsは、SolarisやLinuxを稼働する多数のコンピューター上でソフトウェアパッチのインストールを自動化する製品を提供する企業Aduvaを買収することで合意に達した。
Sunは、リモート管理サービスを改善し、同社製コンピューターの信頼性を向上させて、一般ユーザーの管理負担を軽減することに取り組んでいるが、今回の買収はこうした方針に合致するものだ。Sunは、リモート管理を専門とするSevenSpaceを2004年に買収している。
Aduvaはカリフォルニア州サニーベールを本拠としており、40名の社員を抱えている。買収は、2006年6月末までに完了すると見られているが、内容の詳細は明らかになっていない。
Sunは自社の中核的なサーバー製品を刷新する一方で、売上拡大を目指して他企業の買収にも力を入れてきた。
Aduvaのソフトウェアを利用すると、ソフトウェアパッチの配布を自動化し、異なるコンピューターに対するパッチの適用を調整できるようになる。Sunのサービス部門でエグゼクティブバイスプレジデントを務めるDon Grantham氏は、コンピューター管理者にとってパッチ管理は「最大の難題」であると、声明の中で述べている。
Sunは、Aduvaの技術をユーザーがシステムにインストールして利用できる製品として販売するか、「Sun Grid」における自動化サービスとして提供していく予定だという。Sun Gridは、Sunがコンピューターの処理能力を顧客に販売する形態のサービス。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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