Sun Microsystemsは米国時間29日、遠隔管理サービスを提供するSevenSpaceとの間で買収契約を結んだと発表した。この買収は2005年第1四半期中に完了すると見られている。なお、全額現金で支払われるこの買収について、Sunは条件を明らかにしなかった。バージニア州アシュバーンに本拠を置くSevenSpaceには約100名の従業員がいる。
Sunはこの買収で、コンピュータシステムを遠隔から監視するサービスの拡大を狙う。Sunは現在Managed Servicesパッケージというかたちで、顧客のデータセンターを遠隔から運用するサービスを行っている。さらに、SunのNet Connect監視システムは、問題を発見した場合にそのことを知らせ、顧客がSunのエンジニアにこれを修正させたいときには情報を提供する。
しかし、これらのサービスは現在Sunのサーバにしか適用できない。同社はSevenSpaceの技術を獲得したことで、このサービスをWindows、Red HatのLinux、HP-UXやAIX等のOSで動作するシステムにまで拡大できるという。加えて、SevenSpaceの技術は、Oracle、PeopleSoft、SAPなどのビジネスソフトや、MicrosoftおよびOracleのデータベースソフトウェアも管理できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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