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Web 2.0、ベンチャーキャピタルを悩ませる理由

文:Graeme Wearden(ZDNet UK)
翻訳校正:河部恭紀(編集部)
2006年02月21日 17時27分
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 Web 2.0と呼ばれるユーザー主導のインターネットに出資しようと投資家たちは必死だが、これらの企業はそのような資金を必要としていないという。

 英国で現地時間2月20日に開催された「UK Technology Innovation & Growth Forum」では、注目が高まるWeb 2.0から利益を得る方法を模索するベンチャーキャピタル(VC)の姿が浮き彫りとなった。

 Arma PartnersのパートナーであるVictor Basta氏によると、今日のユーザー主導型インターネットサービスになんとか投資しようと、投資家は悪戦苦闘しているという。

 「VCはWeb 2.0に悩まされている。というのも、Web 2.0企業は最初から利益を出しているので、投資のしようがないのだ。VC側はWeb 2.0企業に投資しようと必死だが、企業側は投資を受ける必要がない」(Basta氏)

 1990年代のドットコムバブル時には、成功しそうな技術系新興企業にVCが多額の出資をするが、資金を受けた企業が大規模な黒字を出すのは数年後というものが典型的なパターンだった。

 Web 2.0の人気を牽引しているのは、オンライン写真共有サイトのFlickr、お気に入りを共有できるサイトDel.icio.usなどのインターネットサービスだ。2005年、Yahooは1社あたり推定約3000万ドルを支払い、この2社を買収している。

 「いくつかの取引を見ると、企業はまだ黎明期にある技術に惜しみない金額を支払っている」とBasta氏は述べる。同氏自身も、Web 2.0環境で成功する企業は、財務的な見通しが優良であるという考えを持つ。「これらの企業は、税引前利益40%を容易に達成できる」とBasta氏は述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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