数百名に上る技術者や記者、投資家が、米国時間2月20日にカリフォルニア州マウンテンビューで開催される「MashupCamp」に参加する。MashupCampは、複数のアプリケーションプログラムインターフェースを統合して構築する、カスタムプログラムに関しての初めてのカンファレンスだ。
2005年は、「Google Maps」をきっかけに、同地図サービスと「Craigslist」不動産情報を組み合わせた「HousingMaps」などのアプリケーションが矢継ぎ早に登場し、多くの人々がマッシュアップに注目するようになった。
こうした関心が、今大きなまとまりを見せようとしている。マウンテンビューにあるComputer History Museumで2日間にわたり催されるMashupCampカンファレンスには、マッシュアップの開発者や、そうしたアプリケーションを支えるAPIのプロバイダーなどがおよそ300人集い、会議やパネルディスカッションを行って、連携の強化を図ることになる。
MashupCampは非営利目的のイベントで、申し込みをすればだれでも講演することが可能だ。同カンファレンスは、GoogleやYahoo、Microsoft、Sun Microsystems、Adobe Systems、Amazon.com、Salesforce.comなどの支援を受けている。
MashupCampの共同主催者David Berlindは、ZDNet.comのビジネステクノロジー担当エグゼクティブエディターである。ZDNet.comは、CNET News.comを運営するCNET Networksの傘下にある。
同カンファレンスの開催に至る背後には、自社のAPIを一般公開する企業が増え、より多くの開発者がマッシュアップの開発に乗り出そうとしている現状がある。今回の参加者ばかりでなく、期限までに申し込みができなかった多数の企業にも、今後ユニークな提携を確立して、次世代のマッシュアップ環境を作り出すチャンスがあると、Berlindは述べている。
またBerlindは、「Web 2.0に照準を絞って開かれたこれまでのイベントは、すべて企業幹部向けのものだったことから」、MashupCampのようなカンファレンスには大きな意味があると話している。「マッシュアップを実際に開発している開発者とAPIアーキテクトが一堂に会し、現状を話し合うイベントはこれが初めてだ」(Berlind)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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