世界における携帯電話機の総出荷台数が、そう遠くない将来10億台に達する可能性がある。
調査会社iSuppliによると、2005年の世界携帯電話出荷台数は約8億1250万台だったという。これは、2004年の7億1300万台と比較して14%の増加だという。この1年間で、世界で6人に1人が電話機を購入した計算になる。
第4四半期だけを見ても、同調査会社の予測した2億3900万台を若干上回る2億4150万台の電話機が出荷された。
iSuppliでは、世界の総出荷台数が2006年に8億5000万台に達すると見込んでいる。
前年に引き続き、2005年に市場をリードしたのはNokiaだった。Nokiaは2005年、2004年比27.6%増に相当する2億6500万台の電話機を出荷し、現在は32.6%の市場シェアを誇っている。「RAZR」端末で人気を博したMotorolaはシェア18%を獲得し、第2位に付けた。Motorolaの出荷台数は2004年より39.7%増加している。
韓国最大手のSamsungは、上位2社の後塵を拝す結果となってしまった。同社は、2005年前半にMotorolaを抜いて第2位につけたものの、その後は順位を落としてしまった。ただSamsungは、出荷台数を18.8%増やし、市場シェアを12.1%から12.7%へと伸ばしている。
2005年の携帯電話機の出荷台数は、PCの出荷台数をはるかにしのぐものだった。IDCによると、2005年のPC出荷台数は約2億860万台だったという。また、一部の国では、携帯電話機とPCの出荷台数に非常に大きな差があった。アラブ首長国連邦の通信当局の計算によると、携帯電話機の所有者が全居住者の91%であるのに対し、PCの所有者はわずか19%だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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