検索エンジン大手のGoogleが、キーワード広告プログラム「AdWords」の顧客向けにアカウント管理用の新しいツールを提供し始めた。
Googleは米国時間2月7日、AdWordsの顧客に、新しいアプリケーション「AdWords Editor」のベータテストに参加するよう促す電子メールを送信した。AdWords Editorは広告の管理を容易にするためのアプリケーションで、大口顧客を対象に作成されている。Googleの電子メールによると、AdWords Editorではキーワードの検索および編集、キャンペーンの検索、テキスト広告のカット&ペーストの簡略化が図られているという。
「われわれは、AdWordsの使い勝手を改善する取り組みをしている。この機会に是非AdWords広告を試して欲しい。このベータプログラムは現在、一部のAdWords広告主に限定して提供されている」とGoogleの電子メールには書かれている。
AdWordsは、特定の単語やフレーズの検索結果ページに自社の広告が表示されるように、広告主がオークションに参加するシステム。これらの語句がGoogleの検索エンジンに入力されると、その企業の広告が検索結果のページに表示される。
Googleは1月に、第4四半期に売上が12億9000万ドルだったと発表した。AdWordsはその売上に大きく貢献したサービスの1つである。Googleの製品管理ディレクターRichard Holdenによると、同社は、どうすればAdWordsが広告主にとってより魅力的なものになるかを常に検討しているという。
「われわれは常に革新を目指している。(AdWordsを)広告主にとって使いやすいものようにしたいと考えており、これはそのためのツールの1つに過ぎない」(Holden)
Googleは2005年、新しいプログラムの登場につながればと考え、AdWords用のアプリケーション開発ツールをリリースした。もっとも、Holdenによれば、AdWords Editorは社内で開発されたものだという。
Googleの広報担当は、AdWords Editorの一般向公開に関する具体的なスケジュールを明らかにしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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