Jストリームは2月8日、NTTドコモの第3世代(3G)携帯電話FOMA向けに長時間動画を配信するASPサービスを開始した。初期費用は15万円で月額利用料金は28万5000円から。別途エンコード費用などを設定する。
3G携帯電話向けにショートムービーなどを配信するコンテンツプロバイダの需要を見込む。顧客企業から動画素材を預かり、Jストリームのサーバからストリーミング形式で配信する。JストリームではASPサービスと別に配信用ウェブサイトの制作も請負う。当初はオンデマンド配信のみを提供するが、2006年中にライブ配信も始める予定だ。
jig.jpの開発したストリーミング動画配信形式「jigムービー」を採用。同配信形式に、Jストリームの携帯電話向け映像エンコードのノウハウと組み合わせる。映像の途切れがなく、音声との同期性の高い配信環境を提供するという。また動画の途中にCMを挿入するなど、プロモーション用途に向けたサービスを提供する。
専用アプリケーションをユーザーの携帯電話機に配布し、同アプリケーションに動画をパケット送信する。テレビ電話機能を使った動画配信などと異なり、パケット料金定額制を利用できる。動画の長さによる配信制限を受けないといったメリットもある。
対応する動画素材のフォーマットはMPEG-2、MPEG-4、DVD-Video、Windows Media Player、RealPlayer、QuickTime。対応機種は1月時点でFOMAの902i、901i、900i、701i、700iシリーズの各モデルとなっている。
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