Symantecは、MicrosoftからリリースされるWindows VistaやWindows OneCare Liveのセキュリティ技術に対抗することを狙った製品を、2006年末までに発表する計画だ。
Symantecによると、「Genesis」(開発コード)と称される新製品は、現行のセキュリティ対策製品やPC最適化ソフトウェア、バックアップソフトウェアなどのコンポーネントを統合したものになるという。Genesisはサブスクリプション形式で販売される。価格は未定。
Symantecのプロダクトマネジメント担当ディレクターTom Powledgeは米国時間2月1日、インタビューに応じ、「Genesisはパッケージ製品でもなく、ツールのバンドル製品でもない。これは、サービスとして提供される単一の統合アプリケーションだ」と述べた。同社は来週、Genesisを正式発表する予定だという。
Symantecは9月末までに同サービスの提供を開始する予定だ。Symantecによると同サービスは、ウイルスやスパム、スパイウェア、フィッシング詐欺からPCを守り、侵入防止技術やファイアウォールを用いてハッカーの攻撃を阻止するという。また、Genesisには、バックアップ機能やPC最適化ツール、メンテナンスツールも含まれる。さらに、同ソフトでは新たに設計されたユーザーインターフェースが採用され、ビルトインのテクニカルサポート機能も備えるという。
Microsoftも、OneCareセキュリティサービスの準備を着々と進めている。Genesis同様、OneCareもウイルス対策やスパイウェア対策技術に加え、ファイアウォール、PC最適化ツール、バックアップツールなどの機能を備える。また「Internet Explorer 7」(IE 7)にはフィッシング防止機能が含まれる。IE 7は2006年末までにリリースされるWindows Vistaにも同梱される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス