Microsoftは、サブスクリプション形式で提供する予定のウイルス/スパイウェア対策プログラム「OneCare Live」を、一部のソフトウェアテスターに公開した。
MicrosoftはOneCareに関する計画を5月に発表し、6月には同ツールのベータテスト参加者を募集開始した。Microsoft関係者は米国時間20日、OneCareがテスト参加者の最初のグループに公開されたことを明らかにした。同社は、向こう数週間で、テスト参加者を数千人規模に拡大する予定だ。
Microsoftは、「limited managed external beta(社外向け限定管理ベータ)」と呼ぶ今回のテストを通して、同製品を初めて社外の人に公開した。Microsoftによると、同社では2005年末までに、より幅広いユーザーを対象としたパブリックベータ版を米国で公開する予定だという。
OneCareは、Microsoftが既に公開テストを行っているスパイウェア対策ソフトウェアと、ウイルス対策/ファイアウォールソフトウェア、そしてWindows PC用の複数のチューンアップツールを組み合わせたもの。OneCareの価格はまだ発表されていないが、正式版はサブスクリプションサービスとして提供されると、Microsoftは述べている。同製品は、法人向けではなく個人向けに提供される。
OneCareはMicrosoftにとって、これまでSymantecやMcAfee、Trend Microといった専門ベンダーの領域だったウイルス対策分野に進出するための足掛かりとなる製品だ。Microsoftは、2年前にルーマニアのウイルス対策ソフトウェア開発ベンダーGeCad Softwareを買収した際に、ウイルス対策製品を提供する意向があることを明らかにしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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