沖データは1月24日、スウェーデンAnoto Groupの手書き入力技術向け専用紙/専用帳票をオフィス用カラープリンタで印刷するための規格「Anoto Qualified Printer」を発表した。これにともない、両社は沖データのカラーLEDプリンタ「MICROLINE 5400」を適合プリンタとして認定した。
Anotoの手書き入力技術は、専用の用紙に専用ペンで書き込んだ文字や図形をデジタルデータに変換できる。専用紙には、0.3mm間隔の微細なドット「アノトパターン」が全面に印刷されており、デジタルペンがこれを読み取ってペンの軌跡をデジタル化する。用紙上のパターンを読み取るだけなので、キーボードやタブレットを使う必要がない。
これまで入力に使う専用紙は、主にオフセット印刷などの商用印刷技術で作る必要があった。Anoto Qualified Printer規格に適合したプリンタを使用すれば、オフィス内で専用紙の印刷が可能となり、プリントオンデマンドや小ロット印刷などにも対応できる。
なお、MICROLINE 5400は、2002年4月に販売を開始したPostScript対応カラーLEDプリンタ。A4用紙に印刷する際の最大速度は、フルカラー時が16ppm、モノクロ時が24ppm。税込み価格は19万7400円。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス