アイ・ビー・イー(IBE)は1月17日、第3世代携帯電話(3G携帯)向けの長時間動画配信システム「Saver Live Server」を2月上旬より販売開始すると発表した。価格は1システム500万円、追加ライセンス料金は200万円となっており、別途カスタマイズ費用を設定する。1年間で50システムの販売を見込む。
このシステムは携帯電話向けコンテンツ配信技術開発を手掛けるセーバーが開発したもので、セーバーの独自配信形式であるSSFフォーマットを採用。携帯電話端末の性能や通信状態などに応じて、配信レートを最適化する機能を備える。NTTドコモ、au、Vodafoneの3G携帯電話に対応する予定だが、発売当初はNTTドコモのFOMA携帯電話向けの動画配信機能のみを実装する。順次au、Vodafoneにも対応するとしている。
最大配信レートは7から15fpsとなっており、インターネット配信向けの動画コンテンツや、DVD向けにパッケージ化した動画コンテンツなど、さまざまな種類の動画コンテンツを配信可能だ。IBEでは、Saver Live Serverを「すでに大量の動画コンテンツを保有しているサービス会社などに向く」と説明する。また、システムと利用者インターフェースをパッケージ化しているため、インターフェース開発にかかる工数の大幅な削減が可能になるという。
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