アイ・ビー・イー(菅原仁社長)は、2003年3月期の第3四半期決算を発表、売上高は10億8300万円、営業利益は3900万円、経常利益は2600万円、当期純利益は1300万円となった。同社は昨年12月25日に東証マザースに株式を上場しており、前年の売り上げは公表していないため、対前年同期比は発表になっていない。
菅原社長は、「第4四半期の売り上げが通期における最大のボリュームを占める傾向にあるが、進捗状況としてはこれまで100%達成であり、前期よりも好調に推移している」と、順調に売り上げが推移していることを強調した。
売り上げの事業別内訳としては、システムインテグレーションが全体の68.5%を占める7億4200万円、プロダクト事業が18.4%を占める1億9900万円、サービスが13.1%を占める1億4200万円となっている。
第3四半期の概況としては、システムインテグレーション事業ではブロードバンド・コミュニケーションシステムとして、コジマ全店に対し同社が開発した映像を使ったプレゼンテーションシステム「EZプレゼンテーター」とテレビ会議システム「Globiz21」を導入し、「全国の店長会議で活用されるなどブロードバンドによるコミュニケーションシステムの本格的導入がスタートした。放送局業務のIT化も本格的に始まり、NHKアーカイブス、日本テレビの新社屋向けシステムなどに導入されている」(菅原社長)という。
プロダクト事業としては、EZプレゼンテーターを販売代理店を通じ販売する事業がスタートし、「これまでは自社販売が中心だったが、いよいよ全国の販売代理店を通して販売する商品ができた」と売り上げにも寄与するようになってきている。
通期の業績見通しは、売上高18億7100万円、経常利益1億9800万円、当期純利益1億1300万円で、昨年12月25日の上場時の発表通りとなっている。
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